奥様から久々のフリータイムが頂けたので、兄を山に誘ったところ中央アルプスの木曽駒ケ岳はどう?って提案。
久々の登山の上に、2月の冬山、しかも森林限界超える冬山はおそらく7〜8年振りな気がする。。。
その前の週に風邪を引いて体調も万全じゃなかったのでかなり不安でしたが、このタイミングを逃すといつ山に行けるかも分からない。。
ちょっと迷ったけど、雪山初級者向けとロープウェーで2600mあたりまで登れるし、歩く時間は往復で4時間くらいってこともり、なんとかなるかなと思い、チャレンジしてきました!
目次
基本情報
日程
2023年2月25日
アクセス
菅の台バスセンター駐車場からバスで、しらび平駅へ。
しらび平駅からロープウェーで千畳敷駅へ。
バス・ロープウェー往復で4200円
(モンベル・石井などのカード提示で1割引き)
マイカーで朝7時過ぎ頃に菅の台バスセンター駐車場に駐車したが、
この時点でバスとチケット売り場への列が100〜120人ほど。
チケット販売は0730より、バス出発が8時より。
臨時バスが出ており、8時45分にバス出発し、9時35分発の臨時ロープウェーに乗れました。
ルート上のトイレ
・菅の台バスセンター
・しらび平駅
・千畳敷駅
どこもきれいなトイレでした。
参考コースタイム
山と高原地図コースタイム
4時間ちょうど
実際コースタイム
3時間21分
ルート
菅の台バスセンター〜宝剣山荘
出発前に引っ張り出した、かなり久々の冬山登山道具たち。
現地に行かないと、必要かどうかわからないバラクラバ・ゴーグルなども持っていき、とりあえず必要そうなもの全部持っていくことに 笑
こういうときマイカーは楽ですね。
電車・バスだと厳選していかないとかなりの重量になってしまうので。
朝7時過ぎで100人くらいの行列。。。
兄いわく紅葉シーズンに比べたら大したことないらしい。。
バスチケット買って、バスに乗るまでに約1時間ちょいでした。
バスとロープウェーを乗り継ぎ、千畳敷駅に着いたら完全にガスの中!!
あれ、晴れるって予報じゃなかったっけっていう空気が登山者達に漂いますが、心を無にしてまずはアイゼン履いたり準備を始めます。
言いにくいのですがワタクシは木曽駒ケ岳この日が初めてなので、ガスっているとどこにいるかもわからなくなりつつ、とりあえず歩かないと始まらないので準備して歩きはじめます。
何も見えないので早めのペースで歩きはじめると、ロープウェーで急に高度上げているので、高所に弱いワタクシは、慣れるまですぐにゼーゼー言い始めます。
風がなく暑かったので、アウターを脱いだりしつつちょこちょこ休憩しながら歩いていると、いい感じに渋滞が始まってペースがゆっくりになったので助かりました 笑
しばらく登るとちょっとずつガスが取れ始めて、景色が広がると周りの登山者達から歓声が上がります。
千畳敷カールを登り詰める頃にはすっかりガスが取れて、ピーカンの最高の青空になってました!
久々の冬山が楽しくなり、ちょっとルート離れてアイゼンのつま先しか刺さらないくらい硬い場所も登ってみます。
めちゃくちゃ楽しい。。。
残雪期の富士山を少し思い出しました。
この日は登山者がたくさんおり、ステップがきっちりできていたので、終始12爪アイゼンとストックのみで、ピッケル使わなくても全然問題ありませんでした。
さすがに12爪アイゼンはないと厳しいので、ご注意ください。
登りきるとこの景色。
いやーたまらないっすね〜〜〜。
すっかり景色に感動して日焼け止めを塗るのを忘れてしまって、あとでえらい目にあいます。
宝剣岳を目指す人と木曽駒ヶ岳方面に行く人と別れます。
ワタクシ達は出来る限り楽をしたいので、宝剣岳はスルーして木曽駒ヶ岳を目指します。
途中小屋の風が避けられるところでしばし休憩。
ほっとレモンアクエリアスを山専ボトルに入れて持ってきたけど、熱すぎて飲めないくらいでした。
ただ寒い中飲むのはやっぱりうまい!
宝剣山荘〜木曽駒ケ岳〜千畳敷駅
最高の景色と天気の中進んで、駒ケ岳頂上山荘とテント場。
テント張っているモノ好きはいなかったです 笑
木曽駒ヶ岳の最後の登りをゼーゼー言いながら登ります。
雲は一切なくなり、木曽駒BLUE がきれいです!!
誰かが言っていたので使ってみました 笑
山頂到着!!
寒いですが、風があまり強くなく天気が良いのでたくさんの登山者が景色を楽しみながら休憩してます。
ここまで天気に恵まれるのは珍しい気がしますね。
のんびりしたら下山開始。
好きなとこ歩いてアイゼン効かしながらルンルンで下山します。
冬山たまんないですね。
宝剣岳がかっこいい。
山頂に登っている人もかなりたくさんいました。
さて千畳敷駅へカールを下山開始です。
下りではここが一番急な場所だと思いますが、カチカチに凍っているわけではなく、グサグサアイゼン刺さるので、アイゼンとストックで全然問題ありませんでした。
少し緩やかなところからは、ステップを壊さないようにルートを少し外して尻セードで降ります。
ふぉふぉふぉ、これは楽しい。
雪が柔らかいので、少しの距離しか滑れませんでしたが、周りの登山者もそれぞれ滑って降りてました。
それぞれのルートで歩けるのも冬の醍醐味。
ちょっとした登り返しにまたゼーゼー言いながらも、澄ました顔で下山完了!!
もうすぐ誕生日なので千畳敷ホテルのレストランで兄がランチを御馳走してくれました。
信州牛のカレーセット(1800円)とコーヒー(500円)。
うまかったです!!
5分後にロープウェーが出発するアナウンスがあったので、少し慌てて乗り込み、しらび平でバスが待機しており、こちらもすぐに出発し帰りはスムーズに駐車場まで戻れました!
バスとロープウェーを使用した冬季の登山自体始めてでしたが、この時期に3〜4時間歩くだけで森林限界上の幻想的な冬山の景色が見れるのは素晴らしいですね。
天候が荒れなければ、トレースもしっかりあるし、特に難しい場所もないので、冬山初級者にもオススメできるコースでした!
ただ、バスとロープウェーと駐車場代で5000円ほどいくので、これでずっと吹雪いてきれいな景色が見れなかったら泣いちゃうなーとか思いました。
あ、ちなみに日焼け止めを塗り忘れたせいで、おでこと鼻と目の周りだけ真っ赤に日焼けしてしまって、かなり恥ずかしい状態になってしまいました。
行かれる際は日焼け止めは忘れずに!! 笑
最後まで読んで頂きありがとうございました!!