【大菩薩】甲州アルプスオートルート70km ヘロヘロになりながらも完走☆

2023年の5月にFTRみなの50kmを完走できたので、今回は初の70kmトレラン大会に参戦してきました!

しかもただ70kmではなく、ガチのトレラン大会と言われる甲州アルプスオートルートチャレンジ!!

ガチと言われる所以は累積標高差4600mというトレランというより、

走れるところある?みたいな、ほぼ登山を楽しむようなコース。

(実際は結構走れるとこあり〼)

100kmレース並みの累積獲得標高、、。。

前回のFTRみなの50kmが累積標高約2600mでも結構バテバテだったのに、

それの約1.7倍のコースを本当に完走できるのかかなり不安でした。。。

ただ、これを完走できれば100kmのレースに向けて自信がつきそう!

という事で勢いでエントリーしてみたので頑張って行ってきました〜

 

基本情報

日程

2023年11月5日

アクセス

前泊推奨でしたが、免疫力落ちてて慣れない部屋で寝ると体調崩しそうだったので、

レンタカーで0時に自宅を出発して当日受付しました。

ルート上のトイレ

・会場(スタート・ゴール)ふれあいの森総合公園

・上日川峠エイド

・湯ノ沢エイド(トイレ2つしかなく並びます)

・大和自然学校エイド

・深沢エイド

・マロニエ山エイド

・渡辺フルーツ農園エイド

関門時間とコースタイム(山と高原地図に対して)

CP1
上日川峠 関門9:00(スタート~5時間)
コースタイム約4時間半(50%で

CP2
湯ノ沢峠 関門12:00(上日川峠~3時間)
コースタイム2時間50分(50%で

CP3
大和自然学校 関門15:00(湯ノ沢峠~3時間)
コースタイム2時間半(50%で)

CP4
深沢エイド 関門17:30(大和自然~2時間半)
コースタイム約1時間50分(50%で)

CP5
マロニエエイド関門19:30(深沢~2時間)
コースタイム3時間(50%で

CP6 ゴール!!
会場 関門21:00 (マロニエ~1時間半)
コースタイム3時間(50%で)

TTLコースタイム17時間40分(50%で)
レース制限時間 17時間

 

参考コースタイム

山と高原地図コースタイム

41時間17分

実際コースタイム

15時間37分

 

ルート

※源次郎岳までの一部GPS飛んでしまってます

 

スタート〜上日川エイド(20km地点)

0時頃自宅を出発して普段だと2時間半くらいかかりそうな道を1時間半くらいでスタート地点(ふれあいの森総合公園)に着きました。

オートルート70kmは2:00〜3:30が当日受付でしたが、2時過ぎくらいに着いて受付の会場兼準備スペースはまだガラガラでした。

上下のレインウェア(シームテープ処理されているか)と、ヘッデンと予備バッテリーがあるかだけ、必携装備確認がありました。

あとココヘリも必携装備になりましたが、レンタル申し込みをしていたので会場で受け取ります。

(レース申し込みと同時にココヘリレンタルも申し込めます)

 

ギリギリまで車で待機してスタート前に出てくる人が多そうな感じでした。

この日は例年より10度以上気温が高いので、外で待つのも苦になりませんでした。

 

受付して準備してスタート30分前までできるだけ体力使わないように、体育館みたいな場所でゴロゴロしてました。

30分前になると荷物預けて、スタート地点近くで準備運動。

ドロップバッグ預けもあったけど、事前に準備してなかったので特に預けませんでした。

ドロップバッグは大和自然学校エイドで受け取れます。

 

スタート15分前くらいになってようやく人が集まり始めました。

スタート地点に並ぶ前にゼッケンに必携装備確認のチェックマークがついているか、確認がありました。

 

スタート時間は4時でまだ暗いのでヘッデンを付けて走る準備をします。

トレラン大会でヘッデンを使用するのは初めて。

たくさんの人が並んでスタートを待つこの瞬間は何度味わってもワクワクしてきて、テンションが上がります。

 

あっという間にスタート時間になり、ヘッデンの列が動き出し何だか幻想的な景色。

走りながらなのでブレブレですが。

 

途中信号で止まったり、

しばらく車道や畑の間を抜けていきながら集団のまま走ったり歩いたりしていきます。

 

恩若峯くらいでトイレに行きたくなったけど、上日川エイドまでトイレないのでちょっと我慢しながら走ります。

源次郎岳まで前後にランナーがまあまあピッタリいるので、ペースを落とせず、かなりのハイペースで進んでしまいました。

源次郎岳到着

汗だくになってしまった。まずいなとおもったのでしっかり休憩して、今度はマイペースで進もうとペースを調整します。

ここで少し話したおじさんが、大和自然学校エイドまではウォーミングアップだから、抑えて行かないともたないよと言われたけど、その時は標高が高い牛奥の雁ヶ腹摺山を超えてしまえば、なんとかなるんじゃないかと思ってたので、それは言い過ぎじゃない?って思ってました。

が、その後その言葉の意味を思い知ることになってしまいますが、、。

 

源次郎岳からこの日初めてで最後になる富士山を拝んでから、源次郎岳を出発!

 

次は上日川峠を目指す。

朝の時間帯だからか、走りやすいトレイルになったからか、睡魔が襲ってきて半分寝ながらゆっくり進む。

のんびりペースだからか、ガンガン抜かれていく 笑

 

素敵なトレイルがチラホラ。

大菩薩エリアに入ったなーって感じがします。

 

NTT電波塔に向かう林道。

林道ですが景色が良く素敵な道です。

 

写真はありませんが、関門の1時間ちょっと前に上日川エイドに着くと、みなさんここまでトイレがなかったからか、トイレに15人くらい並んでました。

結構ペース早めに行ったつもりでしたが、関門の1時間ちょい前に到着して、まあまあ焦る。

けど補給しないとぜったいバテる気がしたので、コーラ、チョコパン、塩羊羹をしっかり食べて出発します。

 

上日川エイド(20km地点)〜湯ノ沢峠エイド(29km地点)

標高を上げると紅葉が綺麗でルンルンで進めます。

狼平に出ると更にきれいな笹っ原があるので、頑張って進めました。

 

稜線に出るとガスってしまいましたが、選手がまばらになり、マイペースで自分では核心部と思ってた小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山を目指します。

 

小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ続くトレイル。

 

牛奥ノ雁ヶ腹摺山到着!!

誰も休憩しません。

みんな山頂では休憩しないんですね、、。

なんだかつられてそのまますぐに出発!

 

ちょうど真ん中あたりの順位だからか、少しスピード出すとすぐに5〜6人程度のグループがいて、スピードを遅くすると後方から同程度のグループが迫ってくる感じ。

ちょうど同じくらいのペースで走ってくれる方がいたので、付いていく。

先行きますか?って聞かれるけど先に行くほどの元気はなかったので、後ろに付かせてください、と言って後から付いていく。

ちょっと迷惑だったかな…。

 

順調に湯ノ沢峠に到着し、いつものコーラと羊羹とミニチョコパンを補給して、ちょっと休憩して出発。

 

湯ノ沢エイド(29km地点)〜大和自然学校エイド(42km)

湯ノ沢エイドを出発したら広々した草原みたいなところがあり、そこにポツンと生えている木。

何年振りかな結構久しぶりに来ました。

 

小金沢山あたりから大和自然学校くらいまで一緒に走らせてもらったお二人。

おかげ様で良いペースで走らせてもらえた。

 

下り基調なのと素敵な道が多かったので、大和自然学校までは楽に走れた。

核心部(自分で思ってる) を超えてこの体力状況だと結構楽にゴールできるかもってこの時は楽観的に考えてました…。

 

 

景色を楽しみながら進みます

 

大和自然学校エイド到着!!

いつものコーラ、ミニチョコパン、羊羹に加えてほうとうがあったので、美味しくいただきました。

少し長めに10分くらい休憩して出発します。

 

大和自然学校エイド(42km地点)〜49km(深沢エイド)

 

大和自然学校からはまずはひたすら林道を登ります。

登りと分かってはいるけど、登り以外にも微妙なアップダウンあり、更に地味な山頂が増えるため、メンタル的にも結構やられてきます。

 

次の深沢エイドでしっかり休憩しようと思いながら、それにすがりながらヘロヘロになりながらなんとか歩いて進んでいきます。

 

深沢エイドであまり大量に食べたり飲んだりするのは良くない思いながらも、疲れすぎていたからか、シャインマスカットを12個くらい、コーラを2杯、コーンスープを1杯もらいました。

このエイドで何人か食べても吐いてしまうとか、固形物が受け付けなくなったと、言う選手がいたので食べれるだけまだマシかなと思った。

大きな登りはこれで終わりかなと希望的観測を持ちながら、なんとか進んでいきますが、個人的にはここからが本番と言っていいくらい辛かった…

 

深沢エイド(49km地点)〜ゴール(70km地点)

深沢峠ですでに16時だったので、日暮れを迫るので少し気持ちが焦りつつ、地味なアップダウンをただ黙々と歩きます。

この時はもう走る元気はほとんど残ってない。

 

完全に暗くなってからは、下りは走る元気は少し戻ってきたけどヘッデンが昔から使っているので暗くて、走りにくい。

つまずいて転ぶと結構危なそうな場所が多いところでは、下りも走らずに歩く。

 

まあとにかくアップダウンが多い。

このあたりはちょっと奥武蔵の飯能アルプスっぽいというか、細かいアップダウンが何度も何度も現れて、かなりヤラれる。

 

最後の関門のマロニエエイドでコーラとうらじろまんじゅう(めちゃくちゃうまい) という小さな饅頭を補給して、よし後は小さな登りだけって元気に出発したけど、この最後の恩若峯方面へ登るのも見た目の標高差以上にきついのと前後に人がほぼおらず、寂しさもあってめちゃくちゃ辛かった。

 

ただその分登り切って、車道に出た後に勝沼の夜景と星空を見ながら、ぶどう畑?のおじさん(出発時の4時の時から応援してくれてた)から、「諦めずによく頑張った!本当にすごいぞ!」みたいな熱のある応援を受けたら、走りながら泣きそうになった。

もっと長い100kmとか100マイルとか完走したら泣いちゃうかもしれないなと思いながら、最後の車道3〜4kmくらいはよく足残っているなってくらい疲れを感じずに走れた。

そしてそのままゴール!!

 

15時間33分

走る前は、制限時間の17時間に間に合わないかもって思ってたので、制限時間間に合うようによく頑張った思う!

 

ゴール後に奥信濃100の実行委員長の山田琢也さん(たぶん)がいて、手を出されたので握手してくれるのかと思って、こちらも手を出したら計測チップの回収ですって言われてかなり恥ずかしかったのは良い思い出になりました。

 

ゴール後も豚汁が振る舞われたり、皆さんの応援がとても熱く、きついけどめちゃくちゃ達成感ある大会でした。

源次郎岳で言われたように大和自然学校エイドまで、どれだけ抑えて走れるかが勝負かなとー思います。

次はKAI 70k にエントリーしたけど、抽選なので無事完走できれば次は100kmを目指したいと思います!

 

【レース中に食べた(飲んだ)もの】
塩レモンタブレット 8個
スポーツようかん2本
ミニチョコパン4個
ミニ塩羊羹2個
まんじゅう1個
ほうとう1杯
シャインマスカット約12粒
コーンスープ1杯
コーラ1.5L くらい
リポビタンウォーター1.5Lくらい
麦茶300ml くらい

 

今回よく食したスポーツようかん

軽いし、腹持ちが良く、ジェルの化学的なにおいと味が苦手な方にもおすすめです。

 

FTRから定番化している、リポビタンウォーター

疲れていてもクセが少ないので飲みやすくてアルギニンが入っているので、元気が出てきます。

 

嘘っぽいですが、これ食べる前は必ず最初の登り15kmくらいで必ず足が攣っていたのですが、これを1時間に1個くらい食べるようにしてからは足が攣ることが完全になくなりました。

酸っぱくて疲れていても食べやすいのでオススメ!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

 

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