この時は日が長い時期というのもあり、日帰りでできるだけ長い距離を歩くことにハマっていて、前回の丹沢主脈縦走に続き電車・バスで行けて長く歩けて、部分的に歩いたことのあるルートを探してました。
丹沢主脈縦走日帰り縦走の山行記録です

すべてのルートが初めて歩くルートでロングだとちょっと不安なので。
距離が長いと登山と旅が合わさったようで、ちょっと冒険っぽくもあるので、計画段階からモチベーションがより上がるというメリットもあるし、当然歩く時間は長いのでごほうび(良い景色)がないとただ辛いというデメリットもある 笑
そんなこんなで1回だけ歩いたことのある、大菩薩を見てると南にぐわっと行けば中央本線が通っているので、駅に下山できて帰りが楽と思い、大菩薩峠からぐわっと南へ甲斐大和駅まで行ってきたときの山行記録です。
【日付】2012年6月2日
【アクセス】
行き:甲斐大和駅8:10発~上日川峠バス停
帰り:甲斐大和駅
【コースタイム】
8:59 上日川峠バス停
9:13 福ちゃん荘
10:31 大菩薩峠
10:57 石丸峠
11:48 小金沢山
12:25 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
13:33 黒岳
14:20 湯の沢峠
16:05 大谷ヶ丸
17:42 景徳院
18:24 甲斐大和駅
TTL 9時間31分(休憩込み)
山と高原地図コースタイム 11時間 (休憩含まず)
【ルート】
大菩薩より南を歩くことがメインなので、今回は甲斐大和駅から上日川峠までバスで来ました。
この時点で標高1587m 。
だいぶ楽できます。
大菩薩峠は通過したいので、まずは福ちゃん荘通って雷岩を目指します。
岩ゴロゴロの道を登ります。
雷岩が標高2040mなので約400mほど登ります。
雷岩まで登りました。
ここからは楽しい稜線歩き。
天気予報通りですが、しっかり曇ってます。
富士山もしっかり見えません。
しっかり行き先方向も見えません、はい。涙
避難小屋あたりまで少し進みましたが、まあ同じですね。
少しは晴れてほしいなー
などと言ってる間に大菩薩峠到着。
今日はこの先がメインなので気にしません!
ガスでも人気のお山です。
さすが百名山。
介山荘まで車が入れると思ってなかったので、ちょっとびっくり。(もちろん関係者だけ)
石丸峠方面へ行きます。
イシマルマルマル〜
頭の中で石丸電気の音楽を再生させながら進みます。
今はエディオンか。
笹っ原が気持ち良い〜
天気が良ければもっと最高だったろうな〜〜
これ書いてるとまた行きたくなりました。
熊沢山
牛ノ寝通りへの分岐だったかな。
なんか絵になる木が立っていて良い感じです。
樹林帯に入るとちょっと不気味な感じです。
草原っぽい笹っ原と樹林帯の中に入るのを繰り返します。
小金沢山到着!
もちろんガスでなにも見えません!!
立ち枯れの木が不気味さを際立たせます。
晴れてたらここからも富士山見えて良い感じだと思います。
南側にある牛奥ノ雁ガ腹摺山と共に、秀麗富岳十二景に選出されているそうです。
少し背の高い笹が出てきた。
歩くとガサガサっと音とともに鹿が飛び出してきて、何回かびくっとしてしまう。
熊じゃなくてよかったよ。。
牛奥ノ雁ガ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま) と呼ぶそうです。
日本で1番長い名前の山だそうです。
とにかく日本一が好きって方はぜひ行ってみてください。
この草原的な景色は何回見ても飽きません。
結構短い間隔で草原に出たり、樹林帯に入ったりを繰り返します。
黒岳山頂です。
結構歩いた感じがしますが、まだ今日のコースの半分も来てないので先を急ぎます。
ガスガスガスガス。。
ようやくこの日のコース中間地点の湯ノ沢峠です。
ここから下山したら天目山温泉へ行くこともできますが、誘惑を振り払って進みます。
この時じゃないですが、ここから温泉方面に車道を歩いて下山している時に原付(125cc) スクーターに乗った登山者に乗っていきますか??と誘われた事があります。
その時は時間に余裕あり、温泉まで歩くつもりだったので、断らせてもらいましたがスクーターでお誘いもらったのは初めてでしたね。
山で出会う人は本当に優しく仲間意識を持って接してくれる方が多くて温かい気持ちになります。
湯ノ沢峠にある避難小屋。
外見はボロいですが、中は結構きれいです。
今はちょっとわかりませんが。
PCにデフォルトで入ってる画像のような景色。
湯ノ沢峠まで車で来れるからか、観光でこれを見に来ている普段着の方もいました。
ここからは、なんとか丸がなぜか続きます。
大蔵高丸
ハマイバ丸
大谷ケ丸
マルマルマル〜
マルづくしでまたイシマル電気が流れ始めます。
写真ブレてますが、このキジ?になぜか鳴きながら追いかけられます。
結構怖かった。。
近くに子供でもいたのかな。。
コンドウ丸
ここは向かって左側の防火帯を進まず、右の踏み跡を進みます。
曲り沢峠
あ、今頃晴れてきた。
下山する頃に晴れるのはあるあるですかね。
ここを下ると景徳院までもうすぐ。
景徳院
立派な寺院です。
武田勝頼と家臣を弔うために創建されたそうです。
甲斐大和駅到着!
なんとか明るいうちに着けました。
このルート距離は23〜24kmと長いですが、基本下り基調なので楽にとは言えないですが、頑張れば歩けるロングルートです。
途中湯ノ沢峠や米背負峠などエスケープルートもあるので、思ったより時間がかかったら途中で変更して下山する事もできます。
笹原を富士山見ながらのんびり長く歩きたくなったらぜひ歩いてみてください。
このあたりは武田家ゆかりの史跡がたくさんあり、登山ルートと当時の行軍ルートが重なってたりしているので、歴史好きな登山者はダブルで楽しめます。
最後まで見て頂きありがとうございます!