【厳冬季赤岳初登頂】美濃戸口〜赤岳鉱泉(テント泊)〜赤岳山頂(電車・バス利用)

2013年2月の山行記録です。

 

11月というほぼ秋も終わり、これから冬になるタイミングで登山を始めたことと、関東のほとんど雪が降らないエリアが近い事もあり、冬もほとんど抵抗なく山に行ってましたが、当時からいつかは冬の赤岳に登頂したいと思ってました。

2013年に入って冬の天狗岳にテント泊で登頂したり他の冬山に何度か登った後に、冬季の赤岳の事を調べて見ると、赤岳鉱泉や行者小屋からはかなりの人数が登頂している、、ということに気付く。。

無雪期に2度登っている地蔵尾根からであればルートの事が頭に入っているため、天気に恵まれれば登頂できるのは、、?と思い、万全の準備をして、何事もまずはチャレンジという事で行ってきました!

 

基本情報

日程

2013年2月9日〜10日

アクセス

行き:茅野駅~美濃戸口バス停
(8:40発のバスは5~6人の乗客でした。この時間は空いているようです)
帰り:美濃戸口バス停~茅野駅

茅野駅バス停前の窓口で往復チケット買うと、¥1500です。
(普通運賃は往復¥1800です)

ルート上のトイレ

・赤岳山荘

・美濃戸山荘

・赤岳鉱泉

・行者小屋

・赤岳展望荘

水場

・赤岳鉱泉

・行者小屋

他の小屋では未確認。

雪を融かして水にすることは可能。

参考コースタイム

山と高原地図コースタイム

TTL 11時間36分

実際コースタイム

(1日目)
9:21 美濃戸口バス停
10:20 美濃戸山荘
12:52 赤岳鉱泉(テント設営)
15:10 中山展望台
15:45 赤岳鉱泉

(2日目)
6:00頃 赤岳鉱泉
8:13 赤岳展望荘
8:57 赤岳頂上
11:10 赤岳鉱泉(テント撤収)
14:20 美濃戸口バス停

2日間 TTL 14時間41分

ルート

 

(1日目) 美濃戸口〜赤岳鉱泉〜中山展望台

美濃戸口到着からスタート!

駐車場はかなり混雑しており、かなりの人数が入山しているようで、ちょっと安心。

 

美濃戸まで歩きます。

美濃戸まで車が通るので注意。

この道結構な頻度で動けなくなっている車を見ます。

車高高くて四駆でチェーン巻いてないと厳しそうな印象。

赤岳山荘。

冬でも営業している小屋が多いのが人気の理由のひとつかな。

雪があると山がひとまわり大きくかっこよく見える。

 

この車を見るのは結構楽しみでした。

ドアにさわのひとしさんのゆるい文字とイラストが良い感じ。

この頃、椎名誠さんの本を読み漁っていたので、見つけた時はおおっ、あった!!ってテンション上がりました。

天気良いので歩いていると暑いくらい。

 

赤岳鉱泉到着!

ここまでは特に危険なところもなく、体力さえあれば問題ありません。

おぉ、アイスキャンディー初めて見ました。

 

まずは我が家を設営。

冬は時間かかりますね。

中途半端な時間なので中山展望台まで散歩行ってきます。

中山展望台から阿弥陀岳。

雪を纏うとかっこいいけど怖さも感じる。

 

赤岳どーん!!

行者小屋も賑わってそうです。

冬でここまでテントが集まる場所は珍しい気がする。

 

赤岳鉱泉に戻ってきました。

テントさらに増えており50張以上ありました。

夜のテント場。

もちろん寒いですが、薄手のダウン上下とダウンシューズ着込み、マット2枚敷いて、モンベルダウンハガー#3+シュラフカバーでなんとか眠れました。

本当は#1 が良いんですが、この当時は持ってなかったので。

 

(2日目) 赤岳鉱泉〜赤岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸口

 

出発する登山者が多いので、まだ薄暗いうちにヘッデン付けて出発します。

 

ありゃまぁ、山頂付近は雲がかかってます。

登っているうちに取れる事を祈って山頂へ向かいます。

 

行者小屋到着。

ここからも赤岳目指してたくさんの登山者が出発していきます。

朝日が当たり始めました。

きれいです。

 

地蔵尾根から登っていきますが、渋滞中でゆっくり登っていきます。

地蔵尾根に取り付く前に12本アイゼンとピッケルを装着。

ただこの人数登っているので、しっかりステップが作られていて難しいなと思う箇所は特になかったです。

赤岳展望荘到着!

営業しているようでした。

いつか泊まって小屋の中からぼーっと冬の赤岳を眺めたい。。。

 

雲が取れてきて良い感じです。

 

赤岳頂上へ向かいます。

風が強いですが、体がよろけるほどではないです。

頂上への道も足滑らすと危ないですが、基本的には12本アイゼンあれば問題なく登れました。

 

 

天気が良いので山頂は混雑してますが、ここまで来れて嬉しい!!

阿弥陀岳もきれいに見えてきました。

雲が取れて富士山も見えました〜

 

山頂は人が多いので、山頂標アップで。

富士山もアップで。

 

展望荘近くで赤岳と雲を飽きずに見ていたら、だんだん手足の指が寒さでしびれてきたので、下山開始します。

下りたくなくなる景色です。

 

赤岳と富士山

赤岳・中岳・阿弥陀岳

 

お地蔵さんと赤岳

地蔵尾根からの赤岳

テント場に下りてきました。

晴れているので撤収はのんびりできて楽です。

前回の天狗岳の時は吹雪いており、オーバーグローブ外して10分もしたら、手が痛くなってきて時間との勝負だったので。

今年は、もう見ることなさそうだな〜

 

美濃戸のバス停に到着。

お疲れ様でございました。

 

天気に恵まれて、登山者多くよく踏まれている歩きやすいルートでしたが、森林限界超えると寒さが厳しく手足が少しずつしびれて痛くなったり、厳冬期の冬山の怖さも感じました。

登頂して少し自信を持った反面、天気や風の強さ、先行者がいるいないなど、1つ状況が変わるだけで悪い方にも転がる可能性が大きいなと、改めて慎重に行動しないとなと考えさせられた登山でした。

しかし最高の景色も見れ、普段経験できない事をたくさん体験できたので、ここからさらにどっぷり登山にはまるきっかけになる登山にもなりました。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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