【初冬季テント泊】八ヶ岳 天狗岳 黒百合ヒュッテテント泊 (電車・バス利用)

2013年1月の山行記録です。

 

この当時、特に技術があるわけでもないのに(今もですが)、冬の雪上でのテント泊を始めてみたくて、冬用のフライシート、冬季用シュラフ、12爪アイゼン、ピッケル、など道具を先にせっせと揃えてました。

あとは場所をどこにするか迷いましたが、行き慣れている奥多摩や丹沢は雪があまり多くないので、雪が比較的多く、1度は行ったことある場所じゃないと不安なので、無雪期に行ったことあり、冬でも電車・バスで行ける八ヶ岳の天狗岳に決定。

 

基本情報

日程

2013年1月13日〜14日

アクセス

行き:JR中央本線 茅野駅~渋の湯バス停
帰り:渋の湯バス停~ JR中央本線 茅野駅
(茅野駅のバスターミナルで往復バスチケット買えます)

ルート上のトイレ

・渋の湯登山口

・黒百合ヒュッテ

水場

・道中の雪を融かして飲料水にできます

・黒百合ヒュッテでも雪を融かして飲料水にするように言われます。

 

参考コースタイム

山と高原地図コースタイム

TTL 7時間50分

実際コースタイム

(1日目)
11:15 渋の湯
14:00 黒百合ヒュッテ

(2日目)
7:20 黒百合ヒュッテ
8:40 東天狗岳
8:59 西天狗岳
10:30頃 黒百合ヒュッテ
(テント撤収など)
12:00頃 黒百合ヒュッテ
13:20 渋の湯

2日間 TTL 8時間45分

ルート

 

(1日目)渋の湯登山口〜黒百合ヒュッテ

茅野駅からバスで渋の湯登山口まで。

なかなか長い。。

それにしてもよくこの時期にバスが通ってるなと思ってしまう。

2日目の大雪の時は来ないのではと思いましたが、チェーン履いてちゃんと時刻通りに来てくれました。

さすがアルピコ交通のバス。

しばらく樹林帯を登っていきます。

冬用テントにシュラフ、ピッケル・ストック2本・12爪アイゼンなど冬用装備が重くてツライのでゆっくり。。。

黒百合ヒュッテまではチェーンスパイクとストックのみで行きます。

 

冬でも人気の八ヶ岳なのでトレースはバッチリ。

歩きやすいです。

1日目は晴れてます。

2日目は天気が崩れる予報ですが、冬用のフライシート、アイゼン・ピッケルなど買ったものを使えれば良し、という気持ちで来ているので天気に関しては諦めてはいます。

もちろん晴れると嬉しいですが 笑

 

 

ゆるやかな登りですが、ぜえぜえ言いながら登ります。

10mくらい進んでは止まり、進んでは止まりを繰り返しながら進みます。

 

木々が低くなってきたらそろそろ

黒百合ヒュッテ到着。

 

整地されている所をお借りして、テントを張ります。

 

我が家、冬バージョン完成です。

整地されていたので、冬季以外とほぼ変わらない時間で張れました。

 

思ったより疲れてしまったので、テントの中でのんびり雪を融かしながら水作り。

でしたが、なんと容量の少ないガス缶を持ってきてしまったので途中でガス切れ。。。

小屋にガス缶が売っていてなんとか事なきを得ましたが、小屋が近くになかったり、売ってない小屋だと危なかったです。。

事前にしっかり準備したつもりでも、初めては何があるのか分からないので、小屋がしっかり営業しているところで何度か経験することが大事だと痛感しました。

 

この日は8張りほどでした。

冬にこれだけテントがあるのはさすが人気の黒百合ヒュッテです。

 

テントの中から外の冬景色を見ながら食べるラーメンは最高でございます。

 

そしてなんと黒百合ヒュッテのトイレは水洗でめちゃくちゃキレイ。

 

そんなこんなで夜になり、雪が降り始めました。

朝5時頃で20〜30cmくらい積もりました。

テントの周りから雪が覆いかぶさって来るので、1時間に1回くらいは雪を押しやったり、スコップで除雪したりしてました。

冬のテント泊はやる事が多くて忙しいです。

 

(2日目)黒百合ヒュッテ〜天狗岳〜渋の湯バス停

山頂付近は吹雪いてそうだし、視界も悪いから天狗岳は行こうかどうしようか迷いながら中山峠へ

 

迷っていると5〜6人のツアーらしき集団が先に行ったのを見て、こっそり付いていきます。

 

樹林帯を抜ける前に12爪アイゼンとピッケルを用意。

自宅で練習したかいありすんなり履けた。

 

先行者がたくさんいるのでトレースバッチリ。

助かります。

 

東天狗岳は真っ白で何も見えない。

西天狗岳へと向かいますが、風が強く氷の粒が飛んでくるので、ゴーグル付けないと目が開けられない状況。

ゴーグルも持ってきておいて良かった。

西天狗にツアーの方々は行かなかったので、1人で登頂。

真っ白で吹雪かれているのですぐに引き返しました。

 

かなりの勢いで雪が振り始めてきたので、慌てて下山開始。

天狗岳から地図を見ずに中山峠と逆に行こうとしたのですが、ツアーのガイドさんらしき人に声かけてもらい、正しいルートに戻れました。

その後雪に手こずりながらも約1時間かけてテント撤収して、渋の湯登山口まで下山。

下山は雪のおかげでスイスイ下りれるので、想定より早く下山できました。

こんな雪でも渋御殿湯は営業していたので、ゆっくり温泉に入り、他の登山者と一緒にバスが来るまで中で待たせてもらえ、本当に助かりました。

温泉なくバスを待つ羽目になっていたらかなりきつかったと思います。

そして、こんな大雪の中バスがちゃんと現れたのでちょっと感動。

山だけではなく麓の街も大雪で中央本線はめちゃくちゃ遅れてましたが、なんとか帰宅できました。

 

始めての雪上のテント泊でしたが、天気が良い1日目は多少ザックの重さのせいで疲労感はありましたが、特に問題なく、マット2枚重ね、上下ダウン着用、モンベルのダウンハガー#3シュラフ+シュラフカバーで普通に寝れました。

雪を融かして水を作る作業も以外に没頭できて楽しくやれた(普段テントの中は暇なので)

ただ、2日吹雪いている時にテントの撤収をだったので、指がかじかんで手がうまく動かせず、時間がかかってしまっている間に外に出してあったザックやらが雪で埋もれたり濡れたりしてしまっていて反省。

もっとスピード上げる工夫と雪ができるだけ付かない工夫が必要だなと思いました。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます!!

 

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