【暴風雨の赤岳】観音平→編笠山→権現岳→赤岳→美濃戸口(電車・タクシー利用)

2012年9月の時の山行記録です。

当時の自宅から比較的行きやすく森林限界を超えられて涼しい八ヶ岳を知ったので、久々の連休を利用してテント泊で南八ヶ岳の観音平から、行ったことなかった編笠山→権現岳を越えてキレット小屋で1泊、2日目は暴風雨の中赤岳を登るルートに行った時の山行記録です。

 

基本情報

日程

2012年9月16日〜17日

アクセス

行き:JR中央本線 小淵沢駅からタクシー利用

(15分程度、3320円でした)

タクシー営業所が駅を出てすぐにあるので、

朝は登山者を待機していることが多いです。

今は予約必要ですが、ソロには嬉しい1人1500円で観音平まで行ける、MOUTAIN TAXI というものがあるみたいです。

参考 シェア型登山タクシーマウンテンタクシー 帰り:美濃戸口バス停〜JR中央本線 茅野駅

駐車場

観音平駐車場:約20台

(4月下旬〜11月下旬は冬季閉鎖)

ルート上のトイレ

・観音平駐車場に仮設トイレ

・青年小屋

・権現小屋

・キレット小屋

・赤岳頂上山荘

・行者小屋

・美濃戸山荘

水場

・青年小屋

・キレット小屋(枯れて出てないこともあります)

事前に確認取れない場合は青年小屋から担ぎ上げた方が安心です。

・行者小屋

 

参考コースタイム

山と高原地図コースタイム

1日目:観音平〜キレット小屋 6時間15分

2日目:キレット小屋〜美濃戸口 5時間50分

TTL 12時間5分

実際

(1日目)
9:07 観音平
11:56 編笠山
12:45 青年小屋
15:05 権現小屋
17:30 キレット小屋
(2日目)
6:30 キレット小屋
8:30 赤岳
9:45頃 行者小屋
10:15頃 赤岳鉱泉
12:00頃 美濃戸山荘
12:45頃 美濃戸口

 

ルート

 

観音平〜編笠山(1日目)

 

観音平からスタート!!

駐車場からは車が溢れていて路上駐車たくさんでした。

小淵沢駅からお金の力を使って、タクシーで乗り付けたので楽ちんでした。

 

この頃は仕事がモリモリ忙しく休みを無理して作って来たので、この八ヶ岳全開の景色を見て空気を吸って歩いたら普段のストレスがシュワシュワ身体から出ていく感じがしました。

あまりに出ていくので近くに人がいなくて良かったです 笑

 

シュワシュワ出終わったらせっせと登っていきます。

 

木々の隙間からフジ様もお顔を見せてくれました。

2日目の大荒れを感じさせない良い天気です。

 

雲海

よく見えるんですかね。

この日は見えませんでした。

富士山はきれいに見えます。

富士山の周辺はちょっと雲海っぽい?

 

最高っすわ〜

ストレスはシュワシュワ出きったので、グングン充電されてます。

 

押手川あたりからは岩ゴロゴロ、木の根っこが張り出す急登をガンガン登っていきます。

ここはテント泊装備にはかなりきついです。

白目むきながら意識飛ばしつつゆっくり登っていきます。

 

はしごも登りつつぐいぐい登っていきます。

 

もうちょっとで森林限界越えそうな感じの道を更に登っていくと

森林限界越えたかな?ってくらいかなり開けて

 

編笠山山頂到着!!

石がゴロゴロした山頂ですが、かなり広々してます。

権現岳、赤岳、阿弥陀岳がどどーんと格好良くそそり立ってます。

どれも格好良いです。

このあと本当に白目むくほどグロッキーになるとは知らず、景色を楽しんでます。

 

青年小屋とテント場がきれいに見えます。

小屋までは大きめの岩がゴロゴロしている所をジャンプしつつ進む感じで、結構苦手な道です。

この数年後ですが、爆弾低気圧の2月にここを通過しようとして死にかけました。。

木々がないので風がめちゃくちゃ強かったのと、岩の隙間が見えず踏み抜いてしまうのと、岩にルート上を示すペイントも見えず、進む方向がわからなくて半泣きになりながら引き返したのを思い出しました。

また追ってその時の記録も公開していこうと思います。

 

権現岳大きいな。。

 

青年小屋〜キレット小屋

 

キレット小屋の水場が枯れているかもという情報だったので、青年小屋の水場で3L ほど汲んで行きます。

 

権現小屋。

この当時使っていたザックとテント泊重量が肩に食い込むからか、テント泊装備で毎回1日目は頭痛と吐き気で高山病のような症状が出て苦しんでいました。

この日も水を追加して重量が増えたからか、完全にグロッキー状態に。。

全然スピード上がらず、5歩歩いては止まって息を整える状態。。

有名な権現岳の長いはしご。

気持ち悪くてあまり楽しめず黙々と下りていきます。

 

もうちょっとでキレット小屋なんですが、この時はまだツルネか、、。

はやく小屋について横になりたいと思ってました。

 

ようやくキレット小屋に着いて、テントを設営。

思いザックを下ろすと比較的元気になったので、この当時覚えた炊飯のためにお米を水に浸しながらだらだらします。

まあ食べれる感じには炊けました。

メスティンではなく普通のコッヘルで炊いてました。

 

キレット小屋〜赤岳〜美濃戸口(2日目)

夜からずっと雨が降ってきていて、すこし止むまで待つかと思ってましたが、7時になっても止む気配がないので、ええいっとテントを撤収して赤岳へ向かいます。

 

雨降ってますが寒くはないので、上下レインウェアを着ていれば結構快適でした。

ザレザレの道を進んでいきます。

 

 

赤岳に取り付いて岩を登っていると、降った雨が沢のように流れています。

赤岳近くなると風も強くなってきて、まともに立ってられなくなってくる。

息もしづらく、両手両足も地面に着いてないと倒れそうになる。

こんなに強い風は普段経験ないので、少し怖いような楽しいような複雑な気持ち1歩1歩慎重にせっせと登っていく。

風雨が強く休憩出来ないので、必死で登っていたら赤岳山頂に到着したという印象。

 

この雨でデジカメが壊れてしまったので、この後は下山まで写真はなしです。

 

下山後のやまのこ村で買ったごほうびソフトクリームで締めました。

 

初めて森林限界上で吹き飛ばされそうな風雨を体験して、無事乗り越えて、すこし経験値が増えたようなレベルが上ったような気がして嬉しかったのを覚えてます。

大きな怪我をするのはもちろんダメですが、今回のようななんとかできるような経験を積み重ねることによって、次回のリスクを未然に防いだり、似たような事があると対応できたりするようになるのかなと思った登山でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

 

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